東洋医学の独特の手法とは、漢方薬による薬物療法と鍼灸や気功などに代表される物理療法の2種類があります。これらは経験医療として発達し、先人達の数多くの経験の積み重ねや臨床実験の結果の上に成り立つもので、その治療効果はきわめて高いと言われています。また東洋医学には「養生(ようじょう)」という独特な考え方があります。養生とは自然に逆らわないで、どのようにしたら健康を保つことができるかを考えながら生活することを意味し、食べ物の取り方、呼吸法、心の持ち方、姿勢などが大事であるという思想です。
問診・触診で疾患の経路や患者さんの全体的な生活背景などを充分に見極めたうえで、その疾患により効果的な漢方薬を用いた投薬治療を行います。
西洋薬と漢方薬の大きな違いは、西洋薬を用いた治療では細胞の組織学的変化を起こすこともあり、起こった場合には元に戻らないという点にあり、一方漢方薬は細胞の組織学的変化を起こさないという点にあります。
漢方薬は、一種類以上の生薬(薬用の植物、動物、鉱物)の組み合わせからできており、数多くの生薬の組み合わせによって、漢方薬の種類は膨大な種類におよびます。その中から、患者さん一人ひとりの体質や疾患の状態を見きわめながら、最適な漢方薬を使い分けていく、いわゆる「オーダーメード」の治療だといえます。ですから、同じ病気でも患者さんの状態によってのむ薬が違っていたり(同病異治)、ひとつの薬がいろいろな病気に応用される (異病同治)こともあります。
昭和51年に多くの漢方製剤が健康保険の適用を受けるようになったのを機に一挙に広く使われるようになりました。
また、鍼灸治療を併用した方がより効果的な場合は、併設の東洋医学研究所での鍼灸治療を行います。

- 組織、器官に一定の刺激を与え、その機能を回復させる。
- *鎮静作用
- 疼痛や痙攣のような異常に機能が亢進している疾患に対して行う。刺激した場所の組織を活性化する。鍼の補法(足りない気を補う)で用いる。
- *興奮作用
- 知覚鈍麻、消失あるいは運動麻痺のような神経機能減弱、内臓諸器官の機能減退に対して興奮させる。刺激した場所の組織を低下させる。鍼の瀉法(余分な気を抜く)で用いる。

- 血管に影響を及ぼして充血を起こして患部の血流を調節する。
- *興奮作用
- 知覚鈍麻、消失あるいは運動麻痺のような神経機能減弱、内臓諸器官の機能減退に対して興奮させる。刺激した場所の組織を低下させる。鍼の瀉法(余分な気を抜く)で用いる。
- *健部誘導法(健部誘導作用)
- 健部に鍼を打つことで打った部位に炎症部などの集まった血液を健部に集める。

- 血管に影響を及ぼして充血を起こして患部の血流を調節する。
自律神経などに作用して、内分泌に影響を与えることが確認されており、局所の火傷から出る加熱蛋白体(ヒストトキシン)は、血中に吸収され、各種幼弱白血球が増加して免疫機能が亢進することが認められている。

- 灸をすることで赤血球を増やし、血流を良くする。

- 灸をすることで血小板の働きを良くし、治癒の促進を促す。

- 灸をすることで白血球を増やし、外敵から防御する。

鍼灸の治療で共通して言えることは、気の流れである“経路”の上に配列されている経穴に、針や灸を施術することによって刺激を与えて、『場』の歪みを整えることです。
内臓疾患の主なものに、肝機能障害、肝硬変、腎臓病、胃潰瘍、など様々な疾患があります。さらに症状も、腰痛、背中の痛み、肩こり、皮膚病、湿疹、発疹、かゆみなど意外な形で現れてきます。 西洋医学では、皮膚病、湿疹、発疹、かゆみなどのトラブルを局所的に治療していきますが、当院では東洋医学の考え方に基づき患者さんの全体を捉えた治療を行います。特に「皮膚は内臓を見る鏡である」といわれ、内臓疾患に起因する皮膚病やトラブルなどのケースは少なくありません。そのため、本来西洋医学では内科医の領域である内臓疾患にも踏み込んだ治療をしていきます。外から見えない内臓疾患だけに、日頃の健康的な生活習慣や食生活が大切になります。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは主に掌と足の裏の皮膚に、膿疱(皮膚に膿(うみ)が溜まった状態)が多発して、表皮が広範囲に剥離して浸出液・痛みが伴うこともあります。中には炎症がもっと広範囲にわたって関節炎がみられる方もいらっしゃいます。 西洋医学的には、表皮付近での白血球の活動が一因とされ、金属アレルギーや慢性病巣感染などに関連しているという説もあります。しかし、金属(主に歯科治療用のもの)の除去や、扁桃腺の摘出などですべてが解決できるわけでもないようです。他にもステロイド外用薬や紫外線を使った治療方法などもありますが、やはり治療が難しい難病指定疾患のひとつです。 当院では、東洋医学のアプローチで扁桃炎に係わる治療例が多数あります。
東洋医学には「養生(ようじょう)」という独特な考え方があります。養生とは自然に逆らわないで、どのようにしたら健康を保つことができるかを考えながら生活することを意味し、食べ物の取り方、呼吸法、心の持ち方、姿勢などが大事であるという思想です。また、東洋医学では、治療と同じまたはそれ以上に、病気の予防が重視されています。
「未病」という考え方は、病気ではないが、健康でもない状態、すなわち「病気になりつつある状態」のことです。暴飲暴食などの食生活の乱れや運動不足、過労、不規則な生活が続くと、身体本来の自然治癒力が落ちて、未病の状態になりやすいといわれています。未病にならないためには、日ごろの予防が重要になります。
当院では、この「養生」という考え方を診療に取り入れています。特に現代社会の中で食生活の乱れによる疾患が多いことから、「食養生」に踏み込んだ生活指導を行っています。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは主に掌と足の裏の皮膚に、膿疱(皮膚に膿(うみ)が溜まった状態)が多発して、表皮が広範囲に剥離して浸出液・痛みが伴うこともあります。中には炎症がもっと広範囲にわたって関節炎がみられる方もいらっしゃいます。 西洋医学的には、表皮付近での白血球の活動が一因とされ、金属アレルギーや慢性病巣感染などに関連しているという説もあります。しかし、金属(主に歯科治療用のもの)の除去や、扁桃腺の摘出などですべてが解決できるわけでもないようです。他にもステロイド外用薬や紫外線を使った治療方法などもありますが、やはり治療が難しい難病指定疾患のひとつです。 当院では、東洋医学のアプローチで扁桃炎に係わる治療例が多数あります。
「日常の食事こそが良薬」という考え方で、この言葉は中国の「薬食同源」という思想を日本で置き換えた言葉とされています。 健康な身体をつくり、自然治癒力を高めるには、食べ物は欠かせません。
食べ物には、体の不調を治す薬効があると考えられていて、この薬効を利用すれば、なんとなく調子が悪い、疲れがとれないといった未病の状態を改善し、病気の予防をすることができます。このように、毎日の食事に気をつけることで、健康を維持することを医食同源と呼びます。
五味とは、「酸」すっぱさ、「苦」にがさ、「甘」あまさ、「辛」からさ、「鹹」しおからさに分けられます。また、性とは食べることで体を温めるもの、冷やすものの性質で、「熱」「温」「平」「涼」「寒」の5つに分類され、五性と呼びます。これは体調や環境によって、食べ物を選ぶ目安にするものです。
| 五味 | 人体との関係 | 効能・作用 |
|---|---|---|
![]() |
肝・胆・筋・眼 | 粘膜保護 |
![]() |
心・小腸・血脈・舌 | 消炎作用(熱をさます) |
![]() |
脾・胃・肌肉・口唇 | 滋養作用(養分を補給する) |
![]() |
肺・大腸・鼻・皮膚 | 発散作用(体を温める) |
![]() |
腎臓・膀胱・骨髄・耳 | 柔和作用(中和⇒吸収し易くする) |
身とは体、土は環境を意味し、身土不二とは人間の健康状態とその環境とは、切っても切れない関係にあるという意味です。 寒い地域と暑い地域は、気温も異なるため生育する植物がちがいます。人間は一定の体温を維持するために、寒い地域に住んでいる人と、暑い地域の人では、発熱量や発汗量が異なります。寒い地域で育つ食べ物は、体を温める作用があり、反対に暑い地域の食べ物には体を冷やす作用があるので、寒い地域の人が、暑い地域でとれた地域産品ばかりを食べていると、体を冷やすことになります。 このように、その土地のものは、そこに住む人を補う力を持っているといわれています。
一物全食とは、食材をまるごと全部食べる方が体に良いということです。たとえば、植物は根がなくても葉がなくても育ちません。植物のすべての部分が、重要な役割をして生きています。 ふだん捨てているような野菜の皮や根、魚の内臓にも栄養素がたくさん含まれています。また、小魚なども骨や内臓ごと食べることで、栄養価も食材もムダにすることなく有効活用でき、そのうえ余計なゴミを減らすこともできるということです。














































